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駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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「パンツを脱いだサル」

pgeヒトは、どうして生きていくのか…




次の文章は、2005年に発行された栗本慎一郎氏の著書「パンツを脱いだサル」からの抜粋です。もしもこの内容に少しでも関心を持ったならば、購入をお勧めします。

第六章 結論 ヒトはどうすればいきていけるか、…… 

ヒトは進化のプロセスにおいて「パンツ」をはくことを選び取った。そして同時にそれなしには生きていけない生命の形をも選び取った。木から木へと「腕渡り」をしていたときの腕力(筋力)は失われ…類人猿と陸上であいまみえたとき…道具と組織力を持って…殺戮と襲撃を行った。

それが大規模であり、組織的であればあるほどヒトは生き残れた。

組織的、効率的であるために、「快感」がセットされた。攻撃、戦闘、殺戮の快感である。

この快感が、建設、拡大の快感の起源である。

身体の不能を補う「道具」と言語から始まり、民族、宗教、国家という「制度」はみな、ヒトが生きるためのパンツであった。

だが、市場社会という大制度を選び取ったことから、最終的には貨幣がその最上位にきてすべてを支配することになった。

貨幣はしだいにその力を増した…

そのことにいち早く気づいた者たちが今日のグローバルな資金資本主義の基礎を作った。

人類社会の現状を根本的に改革せねば、ヒトは生き延びられないであろう。

こういう状態の中でヒト(人類)が生き延びうる道を探すなら、「パンツ」を脱ぐことしかない。…食べることへの欲望や、性の快感や、遠征、攻撃、殺戮の快感を、ヒトは決意だけでは捨てられない…新たな作戦が必要である。

まずは、生きるために最小限の攻撃や建設を峻別して維持する。つましく安穏な生活を選び取ることが必要だ。ヒトは自らつましく自制心を持ち、他の生命を愛し、共存して生活することを決意し、断行せねばならない。

そのうえで貨幣の過剰な攻撃を廃するためにだけは、攻撃性、建設性を許すことにする。

このことのためにだけ、ヒトは組織を作り、行動隊を作ることが許されるだろう。

…ヒトの個体が必ずある程度持っている「自然の声を聴く」能力を大切にしなければならず、集団においてもそれが生きる指針となるように変革していく必要があるということである。
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【ご参考】

http://cosmo-world.seesaa.net/article/368412228.html
enkyo | 2013/07/08 10:31 PM
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