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駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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Cerca Trova

ppr探しなさい。そうすれば、見つかる…




聖書「マタイによる福音書」7章7節(新約11頁)に、「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」という有名な一節があります。

〈参考〉Ask, and it will be given to you; seek, and you will find; knock, and it will be opened to you. For everyone who asks receives, and he who seeks finds, and to him who knocks it will be opened.

イタリアのベッキオ宮殿内の豪華に飾られた広間の壁には、ジョルジョ・バザーリ(Giorgio Vasari)の『マルチアーノの戦い(The Battle of Marciano)』が描かれています。

その壁画に描かれた1人の兵士が掲げる旗に「Cerca Trova(探しなさい。そうすれば、見つかる)」という上述の聖書の言葉にインスピレーションを感じた人がいました。

米カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California, San Diego)のマウリツィオ・セラチーニ(Maurizio Seracini)博士です。

彼は、10年程前からレオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci、1452〜1519)の壁画『アンギアーリの戦い(Battle of Anghiari)』について調査してきました。

そして、彼はジョルジョ・バザーリの『マルチアーノの戦い』の壁画の内部の壁に、レオナルド・ダビンチの『アンギアーリの戦い』が描かれているという説を主張してきました。

昨日、長年にわたる彼の見解が真実である可能性が高まったようです

「歴史は勝者によって書かれる」という言葉があります。

歴史書というものは、古ければ古い事柄ほど不確実であり、かつその著者の生きた時代の価値観で伝えられていることから客観性に乏しいものだと思います。

個人的な意見ですが、現在の歴史の教科書に書かれている内容には懐疑心を抱かざるをえません。。。

そんなenkyoですが、今回のマウリツィオ・セラチーニ博士の調査結果には心が躍りました。

その理由は、恣意性が感じられないからです。

実は、有名絵画ほど贋作が多く、偽物でなくても実は著名画家がサインをしたことで本人の作品とされいるケースもあると伝え聞きます。

しかし、壁画に贋作はないといわれています。

壁画の描かれている場所や時代、またその壁画が描かれた理由が一致しない限り「ホンモノ」になりえないのです。

「探しなさい。そうすれば、見つかる。」というメッセージを残したジョルジョ・バザーリ、それを信じて探究したマウリツィオ・セラチーニ博士…

enkyoの心に強く響く出来事でした。

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