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駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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仕事&人生のパートナーシップ/村上 龍

GOETHE(ゲーテ)という雑誌の8月号に興味深い文章が掲載されていました…かの村上龍氏曰く…(以下原文を抜粋)
恋人のときはお互いを見つめ、結婚後は未来を見つめる、という言葉がある。

夫婦は共同体の最少の単位であり、人生のパートナーだということなのだろう。

(中略)

日本社会では、夫婦が人生のパートナーであるという認識がまだ薄いような気がする。日本社会における夫婦の関係は、ずいぶん長い間「主従」「依存」の時代が続いた。

女の経済的自立がほとんどなかったので、信頼をベースにして共に未来に立ち向かうというよりは、「生きていく面倒を見る代わりに生活の面倒を見てもらう」という主従・依存の側面が強かったのだ。

そして女の経済的自立の可能性が広がるにつれて、夫婦関係は変わらざるを得なくなったが、男と女の恋愛や結婚に関するパラダイムの変化が遅れているので、さまざまな問題が起こっている。

未婚の男女は増えていて、ドメスティックバイオレンスも主要な原因は「依存」であり、離婚も増えている。特に熟年夫婦の離婚は、「主従・依存」というパラダイムから脱することができない中高年の男にその原因の大半がある。

(中略)

そして、もっとも大切な条件があって、それは一人でもやっていけるか、つまり自立&自律ができているかということである。

(中略)

「あなたなしではやっていけない、生きていけない」というのは可愛い感じがするが、あっという間に依存に結びついてリスクが高い。

一人でも充分にやっていける人同士が信頼とビジョンを共有することで、初めて理想的なパートナーとしての一歩を踏み出すことができるのだ。
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この記事に対するコメント

この雑誌は初めて買いましたが、なかなかいいですね。

ビジュアル中心で内容が薄っぺらい雑誌の創刊が目立つ今日この頃ですが、この雑誌はその手のものとは一線を画しているように感じました。
enkyo | 2006/07/17 8:34 PM
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