enkyo

駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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豊かな老後とは

lvg世間では必要資金のことばかりが取り上げられていますが…



enkyoは長らく人の欲望が強く渦巻く金融の世界に身をおいていました。もちろん著名な資産家とのお付き合いもあり、様々な接待も経験してきました。

以下、今も記憶に残るシーンを書き連ねてみます。

enkyo : Aさん、今晩は会社経費ですからじゃんじゃんいきましょう!

資産家Aさん(当時60代男性): enkyo君、じゃんじゃんといっても私はそんなに喰えんよ…今晩は君が沢山喰べるといいよ。

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enkyo : そのうちに泊まりで2日連続のゴルフはいかがですか?

資産家Bさん(当時70代男性): enkyoさん、2日連続は私には無理だよ。観光で中休みを入れて2泊3日ではどうだね?

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enkyo : 奥様、知人のつてで新型メルセデスが国内発表と同時に手に入りますが、いがかでしょう?

資産家Cさん(当時60代女性): enkyoさん、良いお話ですけれど、私最近目が悪くなってきて車の運転はもうしないことにしたのよ。息子も運転手をつけるから止めろと言うし…。

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enkyo :たまには美人揃いのお店で盛り上がりましょうか?

資産家Dさん(当時60代男性): enkyo君、いまさら綺麗な女性と盛り上がったってさ…。今回は旨い割烹料理屋を紹介するがどうかね。

彼らは豊富な金融資産を持ち、かつ社会的な地位も確保していた、いわばハイソなリッチピープルでした。当時のenkyoは、豊かな老後に対して「気の向くままに、好きなことをエンジョイできる」というイメージを持っていました。しかし、彼らのままならないといった内容の話にしばしば戸惑った経験があります。

近年の低金利や将来の公的年金の支給額が過少であると予想されていることから、老後の問題といえば必要資金にスポットがあてられがちです。そして、「お金さえがあれば豊かなセカンドライフが過ごせる」といった安直な考えがあることも否定できないのではないでしょうか。

人間には寿命があることから、誰しも人生のプラニングを立てて生きています。このことは日常生活の中で強く意識することはありませんが、進学や就職、結婚や親族の他界などがトリガーとなって考えさせられることが多いものです。

とはいえ、必ずしも自らが理想とするプランが実現するとは限りません。このことから「どうなるかわからないけど、何があってもお金さえあればなんとかなるうだろう」と考え、貯蓄に重きを置くのが一般的のように思えます。

また、多くの企業における定年(一般的には60歳)をビジネスマンとしてのエンドとし、それ以降を老後と捉え、給与等の収入がなくなった状況でどのように生活するかという悩みがあることから、とりわけ金融資産にスポットがあてられるのだと思います。

成長期を過ぎた後の人間の身体機能は、いつの日にかくる死に向かって徐々に低下していきます。このことは壮年期にはあまり意識することはありませんし、誰しも認めたくないという気持ちはあるものの、紛れもない事実です。

enkyoは、現時点での自らの経済状況と身体機能のレベルを客観的に分析することが肝要だと考えています。そして、この二つのファクターのレベル観を自らが把握し、「将来の幸せ」だけでなく「心豊かに過ごせる現在」をもっと大切にすべきだと思うのです。

仮にenkyoが今、がむしゃらに仕事だけに打ち込んで、「60歳を過ぎたらハワイに住んで毎日ゴルフを楽しむんだ」と息巻き、幸運にもそれが実現したとしましょう。

しかし、60歳になったenkyoは比較的重量のあるスチールシャフトのアイアンは使いこなすことができないでしょうし、もしかして週に2日程度のラウンドしかできないかもしれません。

さて、セカンドライフの理想形とはどんなものなのでしょうか。

enkyoはできるだけ高いレベルの身体能力を保ちながら、天命が絶えるまで働くことなのではないかと考えています。そして、時間と共に仕事の目的が収入から社会貢献へとシフトすることができるのがベターなのではないかと思います。

このように考えると、セカンドライフの意味が薄れ、今日という日も自分の人生における大切な一日と受け止めることができますし、日々を豊かな気持ちで過ごせるように感じています。
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