enkyo

駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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古い記憶

tnh5センチの向こう岸…





あれはenkyoが高校生の頃(24年前/1984年)のことでした。

授業が終わり、校舎の昇降口に向かうと突然の雨。

天気予報で伝えられていなかったこの雨に、生徒達はみな戸惑うばかりでした。

携帯用の折りたたみ傘や置き傘を持っていた者も少なく、生徒達は昇降口で足止めを余儀なくされたのでした。

しかし、enkyoはこの時どしゃ降りの雨の中に飛び出して行きました。

私は傘を売っているお店をめざしてにひた走ったのです。

そして、ピンク色のビニール傘を1本買うと、再び校舎に向かって全力疾走しました。

依然として雨はやむ様子もなく、私はは全身ずぶ濡れで前髪が視界をさえぎるほどでした。

息を切らして校舎の昇降口に戻ると、雨宿りをしている生徒達の数はさらに増え、黒山の人だかりができていました。

私はその中から当時お付き合いしていた彼女を見つけ出し、こう言いました。

「はい、傘」と。

彼女は目を丸くして驚き、少し照れた様子で「ありがとう」と微笑んでくれました。

その時、周囲にいた友人達は私のばかげた行動に驚き、これを冷やかしつつも大きな拍手を送ってくれたのでした。

5センチの向こう岸…彼女は私よりも背が高く、色白で美しい女性でした。

(今となっては至るところにコンビニがあり、こんなアクションは無用なのでしょうね…enkyoはいい時代に素敵な恋をしたと思っています。)
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