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駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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ピカ靴の勧め

berl亡き父から「スーツの時にはレースアップの靴を履け!」と教えられましたっけ…



よく年長の方々が「それが礼儀だろうに」という言葉を口にすることがあります。

例えば、手紙にしてもインターネットメールが主流となり、その形式も頭語・時候の挨拶や結語等を省略したビジネス文書が一般的になっているように感じます。

しかしながら、「社会の秩序を保ち、他人との交際を全うするために、人としてふみ行うべき作法」である礼儀が今も重要な意味を持つ場面も残されているということができましょう。わかりやすい例としては、冠婚葬祭時の服装でしょうかね。

私は幼い頃、今は亡き父に「enkyo、簡単にいうと面倒くさいことをするのが礼儀なんだよ。靴はジャケットの時にはスリップオンでもいいが、スーツの時にはレースアップを履きなさい。例外はタキシードの時のオペラパンプスだけだ…そう覚えておきなさい。」と。

たしかに男性の服装でいえば、ディレクターズスーツやタキシードを着るのには時間がかかります…とりわけボウタイを美しく結ぶには相応の時間を要します。「礼儀=面倒くさいこと」は適切な表現ではないにしても、さほど的外れでもないように感じます。

enkyoは今もスーツの時にはレースアップシューズしか履きません。(たしかに和室での接待の時には難儀することもありますが、比較的レベルの高いお店ではこのことを見越して玄関椅子が用意されていることがあります。)

さて、いくらレースアップシューズで気取ってみてもシューズが汚れていたのでは何の価値もありません。

長年enkyoはレザーシューズの手入れは日本橋高島屋のさくら通り沿いの靴磨きの方にお世話になっています。

当初、私は自分よりも年長の方の目の前に足を突き出して、靴を磨いてもらうことにある種の戸惑いを感じたものでした。しかし、彼ら(男性2人・女性1人)はこの仕事のプロで、プライドを持って取り組んでいることが伝わってきたので、私の戸惑いは無用な心配であったとすぐに気付きました。

もちろん、彼らの仕事のレベルの高さは素人の比ではありません。まず、レザーの質を確認し「光沢をどのレベルでだすべきか」と一考した後、様々な種類の靴ズミを何度も何度もシューズに染み込ませ、信じられないくらいピカピカにしてくれるのです。

特に上質のレザーシューズをお持ちの方がここで磨いていただいた後には「新品の時よりも美しいのでは」と感じるかもしれません。

なお、所要時間と料金ですが、およそ15分程度で600円です。

ともあれ、ピカピカの靴を履くのは気持ちがいいことです。機会があればぜひお試しあれ!
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