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駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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運動のススメ 

hss運動とエネルギー代謝 1/2



【心拍数とフィットネス】

運動などの身体活動や気温の変化といった環境因子によって心臓の拍動速度が変化することはよく知られているます。

これがいわゆる脈拍(心拍)の変化で、フィットネスではこれを1分あたりの心拍数として運動強度の設定に利用します。

【運動とエネルギー代謝】

心拍数を目安に運動することの目的は、安全に体内のエネルギー供給システムである心臓血管系の機能を改善・強化することです。

心臓血管系の機能とは、「心臓の血液輸送システム」と「酸素を利用したエネルギー産生機構」を指します。

フィットネスがなぜここに着目するかというと、あらゆる運動が身体(筋肉)を動かす上で心臓血管系機能に依存しているからです。

フィットネスではこの機能を身体能力の基礎と考え、ほぼ全ての方の運動スタート時のプログラムに導入することをお勧めします。

なお、心拍数を目安に行う運動プログラムといえば、自転車やジョギングなどの有酸素運動が一般的ですが、反復回数の多いエクササイズも含まれます。

【有酸素運動と無酸素運動】

「有酸素運動とは自転車やジョギングや水泳などで、無酸素運動はダンベルやマシンを使ったウェイトトレーニングである」と考えていらっしゃる方が多いかもしれませんが、運動生理の観点から見ると、このような理解は誤解ということができます。

例えば、陸上競技の短距離走や競泳短距離などは、確かに動作としては走ったり、泳いだりしているのですが、これらの状況下では動作中に呼吸はしているものの、取り込んだ酸素がエネルギー産生に利用される前に運動が終了してしまいます。

言い換えると、これらの運動中には酸素不足のままエネルギーを発生させていたということができます。このことから、陸上や競泳も短距離に関しては無酸素運動ということになります。
 
有酸素運動と無酸素運動の違いは動作様式ではなく、酸素を利用したエネルギー産生か、否かという生理メカニズムの違いであり、後述しますがこれは動作の継続時間と負荷強度によって決定し分別されます。

【無酸素性エネルギー供給機構】

無酸素運動とは短時間かつ酸素なしでのエネルギー産生です。

この条件にあてはまれば、動作様式にかかわらずその運動は無酸素運動となります。

なお、高い運動パフォーマンスを発揮することを前提とすると、無酸素による運動継続時間の限界はおよそ1分強といわれています。(運動中に呼吸をしないという意味ではありません)

また、そのうち全力(ピークパワー)で力を発揮し続けられるのはアスリートレベルの体力をもっている方でも約4〜5秒で、それ以降は代謝産物である乳酸の値が上昇し徐々に低出力となり動作様式によりますが約60〜120秒でオールアウトとなります。

さらに、乳酸は疲労物質として対外に排出するものではなく、糖に再合成され再び利用することが可能なエネルギー源ですが、乳酸の分解利用はその発生からすぐに始まるのではないことから、運動開始直後は増加していきます。その後の乳酸値の増減は、運動強度に依存しますので高強度であればオールアウト、低強度であれば運動のさらなる持続となるわけです。

無酸素運動は無理に負荷を上げると、血中酸素飽和濃度の低下、乳酸値上昇、筋中のph(ペーハー)が酸性になり、心拍数が上昇します。このことから、短距離走や競泳の競技直後の選手の表情を見てもわかるとおり、その運動をさらに継続することは相当の身体的苦痛を求められます。

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