enkyo

駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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父親 3/3

f手のひらのぬくもり…





enkyoは幼少の頃、よく腹痛になりました。

虚弱体質だったということでもないのですが、ある日こんなことがありました…。

enkyo : おなかが痛いよぉー。

父 : 薬なんか要らないんだぞ。ほら、おなかを出してみなさい。こうするんだ。。。

そういうと父は、私の腹部にそっと右手をあてて、

父 : いいか、じっとしているんだよ。しばらくこうやって温めると治るんだから。

そして、幼いenkyoは言われたとおりに無言で横たわってじっとしていました。

すると私の腹部に父の手のひらの体温が徐々に伝わってくるのを感じました。

不思議なことにしばらくすると私の腹痛は治まったものでした。

enkyoの父が亡くなって、今年で19年になります。

死因は大動脈瘤という心臓病でした。

父が若かりし頃、日本は高度経済成長期で国民がみな激務をものともせずに働いたといわれています。

そして、父の世代の男性は「仕事の疲れは上質なステーキとオールドパーでとれる」と信じていたようで、enkyoの父も同様でした。

過度のストレス・睡眠不足・運動不足…。

彼らが高齢になってからその生活習慣がもたらしたと思われる「高コレステロール」が原因の狭心症や心筋梗塞といった病気が増加しました。

ご他聞に漏れず、enkyoの父も狭心症→心筋梗塞→大動脈瘤という過程を経て、2度目の手術時に他界しました。

父が私に教えてくれたこと残してくれたもの想い出は数多くあります。

それらの中でも、幼い私の腹痛を治してくれた父の手のぬくもりはとても印象に残っています。父の体温がダイレクトに私に伝わったことから、私の記憶に深く刻まれているのだと思います。

父の口癖…「いいかenkyo、おまえが我が家のたった一人の跡取り息子なんだぞ!」

しかし、enkyoは離婚を経て、現在天涯孤独。。。

幸か不幸か、子供はいません。

親父、ゴメン…enkyo家は私で終わります。

でもね、これでいいと思ってるんです。

enkyoがこの世に生を授かった使命は他にもあると思っているから…。
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