enkyo

駆け抜けた青い時、セピア色の日記と記憶
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苦い記憶

1979春の陽射しが眩い晴天の朝…




それはenkyoが中学2年生の時(1979年)のことでした。

ある日、enkyoは通学する時にいつも遇う女の子に恋をしたのでした。

私は彼女の着ている制服から、彼女が国立大学付属中学校に通っていることがわかりました。

しかし、名前もわからずどこに住んでいるのかも知る由もありません。

彼女はスリムで中背、色白で大きな瞳の女の子でした。

制服はいつも清潔に保たれ、ホワイトのソックスもソックタッチでピタリと整えてあり、彼女には育ちの良さを感じさせる雰囲気があったと記憶しています。

enkyoは毎晩悩みました…「どうしたら彼女と話をすることができるだろうか」と。

思春期であったこともあり、シャイだったenkyoには違う学校に通う女の子に唐突に話しかけるなどという発想はまるでありませんでした。(当時の中学生は現在よりも行動範囲が狭く、社交性にも乏しかったと思います)

そのため、同世代とはいえ見知らぬ人、それも異性に声をかけるには相応の理由か、相当の勇気が必要でした。

そして、とうとうenkyoは彼女と知り合いになるアイデアを思いついたのでしたひらめき

春の陽射しが眩い晴天の朝、
いつもどおりenkyoは通学途中で彼女の後姿を見つけました。
すると私はやや早足で彼女を追い越し、
しばらくした後…
ポケットから学生証を取り出して道路に落としたのです。
そして、そのまま学校を目指して全速力で走りました。

この後、学校に到着したenkyoは頭の中でこんなことを考えていました…

「学生証を落としたタイミングはバッチリだったなぁ。これで彼女がボクの学生証を拾って連絡をくれるかもしれないぞ。もし、彼女が警察や学校に届けてくれたとしても『どこの誰か』ということがわかるだろうから、ボクがお礼に行けばいいわけだ。エッヘッへ、楽しみだなぁラブ

その2日後
enkyoは学校から帰るとすぐに父親に呼ばれました。

父親:enkyo、ちょっと来い!

enkyo:なに?

父親:オマエ、大切なものを落としただろ?

enkyo:そうなんだ、どこかで学生証を落としちゃったみたい。

父親:今日、拾ってくれた人から電話があったからお礼を兼ねて行って来なさい。

enkyo:今すぐ行ってくるよ!拾ってくれた人はどこのなんていう人なの?

父親:駅前の床屋の旦那さんだよ。いいか、丁寧にお礼を言うんだぞ。

enkyo:わかったよ…。

このようにして、14歳の健気なenkyoの「出会い系」大作戦は失敗に終わったのでした。

それから30年が経過…
あの日と同じ春の陽射しが眩い晴天の朝、
自分の滑稽だった行動に苦笑いしつつ、
44歳の誕生日を迎えたenkyoです。
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この記事に対するコメント

遅まきながら、お誕生日おめでとうございます。
44才、厄年も終わり、これからですね。

しかしかわいいエピソード。
14才のenkyoさんに会ってみたい。
benichio | 2009/04/11 2:56 AM
当時のenkyoはとても恥ずかしがり屋さんでした。
しかし、年を重ねるうちに心臓に毛が生えてしまいました(笑)
そして、「計画を立てて行動する」は、今となっては仕事での日常茶飯事。
今日もどこかでenkyoの○×大作戦は繰り広げられています。
enkyo | 2009/04/11 6:31 AM
 お誕生日おめでとうございます。

 大切なところには毛が生えるものです。

 心臓への発毛、おめでとうございます。
38za10 | 2009/04/12 12:20 AM
38za10様
コメントありがとうございます。
いつまでも「トモダチ」でいてください。
enkyo | 2009/04/12 12:38 AM
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